弓道の道具にありがちなトラブルが矢の羽が取れてしまうこと。
矢の羽は矢飛びの安定に必要不可欠。羽が一つでも取れた矢はまともに使えない。
しかし羽が取れただけでそこそこ高価な矢を捨てるのはもったいない。
接着剤でくっつけるだけで修理することは可能なのだろうか?
矢の羽が取れたら接着剤で修理可能
結論から言うと矢の羽は接着剤で接着可能だ。
むしろ普通に矢を製作するときにも接着剤でつけている。
接着剤のおすすめはGボンド「Gボンド」
矢師によってGボンドを使う人と木工用ボンド使う人に別れるが、どちらでも大丈夫だ。
矢の羽のつけ方
- 接着剤をへら(なければ爪楊枝や割り箸等)を使って羽に塗る
- 接着剤をシャフト側にもつけるために羽を一回シャフトの羽をつける部分にぬりぬりしてから離す
- 10分ほど待ってからくっつける
- 細い糸を螺旋状に巻いてセロテープで固定する
- 半日放置
- セロテープを外して糸を外せば完成
ポイントは両方の接着部分に接着剤を塗ってからある程度乾燥させること。
乾燥しかけている状態でくっつけた方が強力に接着できるためだ。
その後糸で巻き付けて固定した状態で放置し、接着剤が完全に乾燥するまで待てば完全にくっつく。
以上のやり方で修理できるので矢の羽が取れたら自分でやってみよう。
自信のない人は弓具店に行ってやってもらうのもありだが、ただでやってくれるかは微妙なところだろう。
そんなに難しくはないので自分で直せるようになっておいた方がいいと思う。