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弓道がなかなか上達しない人へ 誰でも確実に上達する方法

更新日:

弓道がなかなか上達しない・・・。

それは当たり前だ。
弓道は上達が難しい競技だから。

それでも上達したい

ならこの記事を読むといい。

弓道の上達が遅い人がやりがちなこと、上達するための考え方、誰でも確実に上達するための再現性の高い方法を紹介する。

弓道で上達が遅い人がやりがちなこと

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まずは弓道で上達が遅い人がやりがちなことを紹介する。
これらに当てはまったら要注意だ。
 

1. とにかく矢数をかけて練習する

残念ながら弓道は練習量と上達スピードが比例しない残酷な競技だ。

早く上達したくて練習熱心な気持ちはわかるが、だからといって弓道はたくさん練習すれば上達するような簡単なものではない。

この部分は他のスポーツとかなり違うので注意が必要だ。
 

仮にあなたがセンス抜群で最初からすばらしい射ができたとしたら、矢数をかけてその射を定着させればどんどん上達する。

しかし天才でもない限り、最初から完璧な射ができる人はいない。

初心者が下手に矢数をかけ過ぎればどうなるかというと、間違った射を体が覚えてしまい、癖がつく。

その癖が弓道を続けている間ずっとつきまとい、上達を妨げてしまうこともある。

そのため、弓道では矢数をかける練習よりも1本1本を大切にした質重視の練習の方が効率がいい。

2. 他人のアドバイスをすべて取り入れようとする

あなたの弓道部に指導者は何人いるだろうか

一人が理想だ。

だが、たとえば師範がいなくていろんな先輩が指導する場合、人によってアドバイスが違う。

ときには誰かのアドバイスを実行しようとすると別の人のアドバイスを否定することになる。
 

また弓道初心者には悪い部分がたくさんある。
「あれを直せ」「これを直せ」と言われても混乱してしまう。

実際弓道では、たとえば手の内を直したら妻手が崩れたり、大三を直したら胴造りが崩れたりなどと、どこかを直すと別のどこかが崩れることがよくある。

上達のためにはそれを繰り返していくことで一歩ずつ、正射に近づけていくことが必要だ。
 

そのため、弓道の上達過程では、悪い癖をいっぺんに直そうとするのではなく、1つずつ着実に直していくといい。

複数の人からアドバイスをもらう環境にいる人はこのことを意識し、どのアドバイスにしたがう、どこから直すか考える、または相談して練習した方がいい。

3. 他人と比べて焦ったり嫉妬したりする

弓道は練習量=上達スピードではない。

自分比べて全然練習してない人が自分より全然的中率が高い。

弓道ではこれはよくあることだ。

そういう人を見ると、焦ってしまったり、嫉妬してしまったりする気持ちはわかる。

でも弓道ではあなたより練習量の少ない人があなたより上達が早くてもなんら不思議なことではないのだ。
 

器用な人は早く中るようになり、不器用な人はなかなか中るようにならないのが普通だ。

でも最終的には2年後、3年後には「本気で努力した人」の方が伸びる可能性が圧倒的に高い。
 

また、これは弓道界ではよく言われることだが、中り始めが早い人ほどその後スランプがきて伸び悩む傾向がある。

なぜかというと、早めに中るようになった人は自分が「中ったときの射」と「中らなかったときの射」の差がわかってないからだ。
 

これでは

「中らなかったときに何が原因なのか」
「中っていたときはどうして中っていたのか」

がわからず、伸び悩むことになって当然だ。
 

そういう意味で上達の遅かった人の方が「うまくいったときの射」と「うまくいかなかったときの射」の違いを把握しやすいため、スランプに陥りにくい。

なので弓道を始めて1~2年の間は自分と他人の差はあまり気にせず、最終的に勝てばいいと割り切って練習するべきだ。

弓道で上達を早くするための練習に対する考え方

次にじゃあ弓道の上達が早い人は普段の練習にどんなふうに取り組んでいるのか、考え方を紹介する。
 

1. 1本1本考えて引く

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弓道は練習量より練習の質が大事だと述べた。

じゃあ練習の質を上げるにはどうしたらいいのか
 

究極は

「中るとき」と「中らなとき」違いをどこまで明確に把握できるかどうか?

だ。
 

これを正確に把握できてさえいれば自分の射をすべて中るときの射に近づけていくだけでどんどん的中率が上がっていく。

逆にその違いがわからず、今なんで中ったのか、なんで中らなかったのかがわからない、という状態だとなかなか効率のいい練習はできない。
 

一応練習の質が大事とは言っているが、そもそもあなたが全然中らない場合、「中るとき」と「中らないとき」の射の比較分析ができない。

そのため、最低限的中率3割くらいに達するまでは練習量重視で練習し、3割程度まできたら質重視の練習に切り替える。

そして「中るときの射」と「中らないときの射」の徹底的な分析を行うことで上達するまでのスピードが圧倒的に早くなる。
 

問題は的中率が3割にも達してない人だが、そういう人はまずできるだけ道場内で上手い人の射を観察して、普段から上手い人の射をイメージしておくようにする。

また、悪い癖がある可能性もあるので指導者に見てもらい、アドバイスをもらうといい。

このサイトでもいくつかの射癖の直し方について解説してるのでよければ参考にしてほしい。

弓道の技術関連の悩みの記事一覧
 

そうやって的中率3割に達したら質重視の練習に転換する。

そして中ったときはなぜ中ったのか、矢の飛び方、矢所、残心のときの腕の位置や姿勢などをしっかりと確認する。

中らなかったときも同様に矢所、残心などを確認し、自分の射を振り返ってどこに問題があったのかを分析する。
 

ただもしこの違いがわからないようなら、わかるようになるまではある程度矢数をかけることも必要だ。

つまりいくら弓道練習は質が大事といっても自分で自分の射を分析できるレベルになるまでは経験を積むために量重視の練習もした方がいい。
 

で、ある程度自分の射の分析ができるようになったら、外すたびに「なぜ外れたのか」「どこが悪かったのか」を考え、分析し、仮説を立てて改善する、というPDCAサイクルを回す。

簡単に言えば試行錯誤だ。

これができれば指導者がいなくても一人で勝手に上達できるようになる。
 

2. ブレない精神力を持つこと

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弓道でよく言われるのは素直な人は上達が早い。
確かにこれは一理ある。

でもこれが当てはまるのはいい指導者に恵まれ、あなたとその指導者の相性がいい場合に限られると思う。

大抵の場合、そううまくはことが運ばない。
 

弓道の練習をしていると何かと壁がある。

  • 的中率が上がらない
  • 癖がついて直らない
  • 自分より練習してない人の方が中る
  • 努力が結果に結びつかない
など

 

弓道上達のために非常に重要なのが、こういった問題に直面したときに、ブレない精神力があるかどうか、だ。
 

  • 的中率が上がらなければもっと練習すればいい。
  • 癖がついて直らなければ直るまでひたすら耐え忍ぶしかない
  • 他人と比べてしまう人は長期的視野で考えるようにしよう
  • 努力が結果に結びつかない 結果が出るまで練習すればいいだけの話。または努力の仕方が間違ってる可能性があるので練習方法を見直す

 

弓道上達したければどんなつらい状況でもブレてはいけない。

上達したいという気持ちを捨てずに努力し続ければ嫌でも上達する。
 

弓道は自分との戦い、というのはこういうことだ。

誰でも確実に上達する弓道の練習方法

最後にどんなにセンスのない人でも確実に上達するための私なりの練習方法を紹介する。
 

1. 上手い人の射のイメージを脳に叩き込む

部内に射がきれいで上手い人がいるならその人を徹底的に観察しまくればいい。
部内に上手い人がいない場合はYoutubeで上手い人の動画を見まくればいい。

 

上手い人の射を脳に焼き付くくらい見て、練習してないときもその人の射が頭に浮かぶくらいまでいくと、実際の練習でも上手い人の射をかなり近い形で再現できるはずだ。
 

昔から武道というのは教えるものではなく、見て学ぶものだった。

たかが「見るだけ」とはいえ、徹底的に観察すればかなり学べることがあるものだ。

バカにせず愚直に看取り稽古、というのが実はかなり有効な練習方法だということを理解してほしい。
 

2. 上手い人の射をイメージしながら徒手練習をする

看取り稽古をしまくったあとにやることは何かというと、徒手練習だ。

弓も矢も持たずに徒手だけでエアー弓道をする。

そんな練習になんの意味があるの

いやこの練習をバカにしてはいけない。
 

弓も矢も持たない=弓や矢を持ったときと比べて余計な癖が出ずに自分のイメージ通り射を実現しやすい。

だから看取り稽古で上手い人の射を見まくったあとにいきなり弓を引くよりも、まず徒手練習をやった方が圧倒的にそのイメージを再現しやすい。
 

徒手練習なら家でもできる。

Youtubeで上手い人の射を見まくり、その後すぐに徒手練習をすることで上手い人の射を再現する。

これをやるだけで相当上達スピードが上がるはずだ。
 

3. 下手な人からも学ぶ

看取り稽古は上手い人の射を見るだけではもったいない。
下手な人からも学べることがたくさんある。

下手な人の射を見ると悪いところがたくさん見えてくる。

  • 肩が上がっている
  • 大三が高すぎ
  • 会が短い
  • 胴造りのバランスが悪い
  • 離れで弓手が下がってる
  • 離れで妻手が緩んでる
など

 

自分で自分の射は観察できないから自分の悪い癖はなかなか見つけにくい。

でも他人の悪い癖ならいくらでも見える。
 

というと性格悪いやつみたいだけど実際弓道において、他人の悪い癖を反面教師にして学ぶ、ということは意外と大事なことだ。
 

他人の悪い癖を見て、「自分もああなっていないだろうか」と自分も気をつける。

そうすることで、あなたの弓道場にいる部員全員分の悪い癖を自分の射からなくせる。
 

またもし部内に信頼できる人がいるならその人にあなたの射を見てもらい、悪い癖がないか確認してもらうといい。

他人の悪い癖を見ることでいろいろ学べることがわかれば他人に自分の射を見てもらうことの重要性理解できるだろう。
 

4. 毎日1射目を全力で引く

あなたは毎日何本くらい引いてるだろうか

矢数をかけている人、質重視で少ない本数を集中して引く人さまざまだと思う。

どちらの方法でも上達はできる。
 

が、矢数重視の人も毎日最初の1射目だけは全身全霊で超質重視で引いてほしい。
 

上記で紹介した上手い人のイメージを脳に焼き付けたり、徒手練習で再現したり、といった練習は実際に弓を引いたときにも再現できなければ意味がない。

Youtubeでの看取り稽古や自宅での徒手練習の効果を最大限に発揮するためには、弓道場で実際に練習するときの最初の1射目が重要だ。
 

また、最初の1射目を重要視するのには別の理由もある。

試合に強くなるためだ。

弓道の試合では練習せずにいきなり1本目を中てることを求められる。

普段の練習でも1射目から中るようになれば試合に強くなれるから、1射目にその日の9割の集中力を注ぐつもりで練習しよう。
 

5. 本やDVD教材で内面の動きなど細かい部分を学ぶ

上記の練習方法はほぼすべて上手い人の射を見てそれを再現する、という方法に基づいている。

しかしこの練習方法には欠陥がある。

それは見ただけで学べるのはあくまでも表面的な動きだけ、ということ。

内面的な力の働かせ加減などは外から見てもわからない。
 

外面だけではわからないことの例として

  • 手の内の細かい力の働かせ方
  • 妻手の親指や中指の力の働かせ方
  • 胴造りのときにどの辺りの筋肉にどの程度の力を入れているのか
  • 取りかけ→打ち起こしでの両腕下筋の筋肉の張り具合
  • 大三のときの両腕の力の入れ具合
  • 会のときに何を考えていてどこにどのような力を入れているのか

 

などなど、弓道では細かい内面の動きというのはなかなか、見ただけではわからないし、口で説明するのも難しい。

というのもなかば感覚の話なので人によって感じ方が違かったり、言葉での表現方法が違ったりするからだ。
 

こういうことを学ぶには自分と感覚が近い、相性のいい人から教わるのが一番いい。

指導者と相性がよければ万事解決だ。

しかしそんな運のいい人はなかなかいないと思う。
 

あまりいい指導者や自分と相性のいい指導者に恵まれなかった場合、その指導者の感覚がつかみにくく、どうしても上達が遅くなってしまう。

そういう場合は自分で学ぶしかない。

また、部内にある程度優れた指導者がいたとしても、指導者は部員全体を見なければいけないから、一人一人に丁寧に教えることは難しい。

なので弓道を上達するにはある程度自分で学ぶことも必要だと思う。
 

で、自分で学ぶなら本やDVD教材が最適だ。

本やDVD教材のいいところは、誰が読んでも理解できるように、できるだけわかりやすい表現を使って説明していることだ。

だからその辺の指導者よりよっぽど説明の仕方が上手い。

なのでたとえば弓道弱小校の人でも本やDVD教材で独学で学んで一人だけ勝手に上手くなって全国大会行きました、なんてことも十分可能だと思う。
 

本は1000~2000円くらい、DVD教材は10000~20000円と結構な値段はする。

ただ本気で弓道上達したいなら独学は必要なことだ。

まずは本を買って勉強してみて、足りないと思えばDVD教材も買うといい。

ただどちらかというと動画での解説があるDVD教材の方がイメージをつかみやすいので、本気で今すぐにでも上達したい人にはDVD教材をおすすめする。
 

→弓道上達したい人におすすめの本やDVD教材

まとめ

以上、弓道の上達について長々と説明させていただいた。

弓道の世界では練習量がものを言わず、本気で努力している人があまり練習してない人に負けることがよくあるので悩む人はかなり多いと思う。

でもそれで焦って練習量を増やせばさらにダメになる可能性が高い。
 

弓道の世界では、がむしゃらに練習することよりも正しく、効率よく練習することの方が断然大事だ。

ここで紹介したことがあなたの弓道上達の助けになれば幸いだ。

弓道PC記事下

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誰でも確実に弓道を上達するにはどう練習すればいいのか、考え方や方法を書いた記事です。

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