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弓道はなにが楽しいの? 弓道のつまらない所と面白い所を経験者が語る

更新日:

gimon

弓道ははたから見たら弓えお引いて的に中てるだけの超単純なゲーム。

普通の人にはそれのなにが楽しいのかさっぱりわからないと思う。
 

実際に高校時代に弓道を体験し、面白いと感じたこともあればつまらないと感じたこともある私が、弓道のつまらなさと面白さについて考察してみようと思う。

弓道のつまらないところ

  • ゲーム性がない
  • 相手がいないスポーツである
  • 毎日同じことの繰り返し
  • 中るようになるまではつまらない
  • 下積み期間が長い

1. ゲーム性がない

弓道の試合は中るか中らないかの的中制。

そこにはなんの駆け引きもない。
 

ただ集中して弓を引くだけだ。
 

的は動かないし、制限時間内にたくさん中てる、みたいなゲームもない。

本当にただ4本引いて何本中るか、あるいは8本引いて何本中るかを競うだけ。
 

弓道を射撃ゲームというスポーツ的な意味で見たらあり得ないくらいつまらないと思う。

もし射撃ゲームがやりたいならアーチェリー、ライフル射撃、クレー射撃、サイバイバルゲームなどの方が断然楽しい。

2. 相手がいないスポーツである

弓道は基本的に個人でひたすら練習するもの。

マラソンに似ている。
 

試合や大会も学生なら団体戦もあるが、基本は個人戦がメインの競技。
 

試合で相手がいるといっても、弓を引いてるときは基本的に誰かと戦うわけではなく、止まってる的を射抜くだけ。

だから頭を使って相手を出し抜くとか、相手より上手く立ち回るとか、そういう要素は皆無。

すべては自分との戦いだ。
 

これまで相手と戦うスポーツをしていた人にとってはこの部分が物足りなく感じる人も多いと思う。
 

私は中学から高校で卓球部から弓道部に乗り換えた身だが、高校のときは何度も「卓球やりたい衝動」に駈られた。

相手との駆け引きが存在するゲーム性の高いスポーツが好きな人にとっては弓道は向いてないと思う。

3. 毎日同じことの繰り返し

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弓道に飽きて辞めたくなる最大の原因がコレ。

弓道でやることはただ一つ。
 

弓を引いて的に中てること
 

これだけだ。
 

「これの何が楽しいのか?」と思ってしまえばその人は弓道を続けられないだろう。
 

特に学校の部活は週5,6回練習があると思うが、毎日3時間くらいひたすら弓を引くのを繰り返していればいずれ飽きてくるのは時間の問題だと思う。

ぶっちゃけ弓道は週1,2回くらいの方が飽きにくく、楽しく続けやすいと思う。

学校の部活は毎日練習があるのでそうもいかないが。

4. 中るようになるまではつまらない

弓道は的の中心にどれだけ近いかを競う競技ではない。

的に中るかどうかを競う競技だ。
 

このことからも想像できると思うが、弓道ではそもそも的に中てることが難しい。
 

なぜなら弓の形状が上下非対称であり、矢をつがえる位置も弓の右側で弦は弓の右を通る構造になっている。

そのため、弓道は弓の構造からしてそもそもの命中精度が低い。
 

初心者がいきなり30m先の的に中てれるアーチェリーと比べるとその差歴然。
 

もちろん上達すれば命中率は上がっていくが50%以上中るようになるまでに2年くらいはかかる。

弓道は毎日ひたすら弓を引く練習をするため、中ればまだ中った快感があって気持ちいいものだが、なかなか中らないと非常につまらない。

的中率10%くらいの時期が一番つらいと思う。

5. 下積み期間が長い

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弓道は初心者がいきなり弓を引くことはできない。

弓道初心者は

  1. 徒手練習
  2. 素引き
  3. ゴム弓
  4. 巻き藁

という地味な基礎練習を終えて初めて的前で弓を引ける。

学校によってはここに筋トレが入るところもある。
 

そして的前に立つまでの基礎練習の期間が結構長い。

学校によってまちまちではあるが、春4月から始めた新入部員が的前に立つのは大体夏頃。短い学校で2~3ヶ月長い学校で3ヶ月~半年かかる。
 

この間に部員の半分くらいがやめる学校もある。

少なくとも何人かやめると思う。
 

まぁこういう人はおそらく弓道って簡単そうって思って始めた人だからたとえ的前に立てても長続きしないだろう。

弓道の面白いところ

では次に弓道の面白いところをお伝えする。

  1. 中ると気持ちいい
  2. 終わりがない(上限なく成長できる)
  3. 極限の集中状態を味わえる
  4. 究極の個人競技であること
  5. モテる(学校の部活の場合、男女比がちょうどいい)

1. 中ると気持ちいい

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弓道の的は紙でできている。それも障子に使われる和紙だ。

だから的に矢が刺さると「バシャッ」と気持ちのいい音が鳴る。
 

この音が快感、という人が結構多いと思う。
 

そして気持ちいいのは矢が的に中る音だけではない。

上手く引けたときは矢が弓から発射される瞬間にきれいな弦音が鳴る。
 

弦音とは弓矢が発射の瞬間に放たれるときの弦から出る音のことだが、これが弓道場内にこだまするのでなかなかきれいな音が鳴るのだ。
 

弓を上手く引けて中ったときは
 

「キーン! バシャッ」
 

という音が鳴るが

「キーン」が弦音で
「バシャッ」が矢が的に中ったときの音だ。
 

弦音については弓返りといって、発射の瞬間に弓が手の中で回るようになるとめちゃめちゃきれいな音が鳴るようになる。

また着弾時の「バシャッ」という音は強い弓をしっかり引けたときにもっともいい音が鳴る。
 

弱い弓でも弓の力を最大限利用した正しい引き方ができればできるほど矢が鋭く飛ぶのでいい音が鳴るし、いい弦音が鳴る。

 

また、気持ちいいのは音だけじゃない。
 

精神を研ぎ澄ませた状態で会(弓を引ききった状態)を充実させ、しっかり伸び合い(弓を引ききった状態でさらに上下左右均等に力を入れ続けること)、極限の集中状態で離れに到達して中ると、それだけで気持ちいい

2. 終わりがない(上限なく成長できる)

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弓道の世界には成長の上限がない。

極めれば極めるほど先があり、終わりが見えない。
 

レベルが無限大まで上がるRPGゲームみたいなものだ。
 

練習では常に試行錯誤して自分の悪いところを直し、直ったら直ったでまた別の悪いところを直し、どんどんよりいい射を目指していく。
 

これがたとえばマラソンだったら速く走るには限界が存在するし年齢により体力が落ちればタイムは落ちる。

でも弓道の場合、限界なんてないし、体力もあまりいらないからいつまでも成長し続けることができる。
 

この終わりのなさはいいところでもあり、悪いところでもあると思う。

が、弓道好きのほとんどの人がこの終わりのなさに魅了され、弓道にハマってると思う。
 

弓道場には高齢者の割合多いし、90代とかで弓道続けてる人もいるのがいい証拠だ。

3. 極限の集中状態を味わえる

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私が個人的に弓道で一番好きなのはこの極限の集中状態 = ゾーンに入ったとき。
 

ゾーンに入ると、発射する前から矢が的に絶対中ることが不思議とわかる。
 

一度ゾーンに入ってしまえばまるで自分が百発百中の弓道の達人になったかのような感覚を味わえる。
 

この感覚は弓道やってる人でも味わったことがある人、ない人いると思う。

まだ味わったことがない人はぜひ一度はこの感覚を体験してほしい。
 

私は中学時代卓球部で卓球やってるときに一度だけ、高校で弓道やってるときは3回くらいこのゾーンの状態に入ったことがある。
 

弓道でゾーンに入ったときの感覚は卓球の比じゃなかった。

卓球とは集中力の深さが違うからだと思う。
 

ゾーンに入ったときはまるで弓道の神様が自分に乗り移ったかのごとく完璧な射ができて、この状態なら多少ミスっても中るだろうな、という安心感があった。
 

「今の俺なら100回引いて100回中るな」
 

誇張でもなんでもなく本当にそう思えるのだ。

実際、私は普段の的中率は50%前後なのにもかかわらず、この状態のときは20本くらい連続で中った。
 

ただこのゾーンの感覚が持続するのは10分くらいのもので、終わると普通に戻ってしまう。

そしてこの感覚が訪れるのは突然のことなのでまったく予想できない。
 

しかしこのゾーンの感覚はそれを味わうためだけに弓道をやるのもありだと思えるくらい最高に気持ちいいものだった。

4. 究極の個人競技であること

弓道は学生の団体戦を除けば完全に個人競技。

練習も基本一人でやるものだし試合は相手がいるといっても本数を競うので結局は自分との戦いだ。
 

これはメリットでもありデメリットでもあると思う。

が、「一人でいつでも練習できる」というのは大きなメリットだと思う。
 

自分が引きたいタイミングで引けばいい。

だれに急かされることもなく。
 

慎重に引きたいときはゆっくり引けばいいし、数をこなしたいときは早く引けばいい。

全部自分の意思で練習をコントロールできる。
 

超個人主義な人にとって、弓道はかなりやりやすいスポーツだと思う。

弓道はよく自分との戦いと言われるが、こんなに自分とひたすら向き合えるスポーツはなかなかないと思う。

5. モテる(学校の部活の場合、男女比がちょうどいい)

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最後に社会人の方にはちょっと関係ない話になるが、高校生や大学生には非常に嬉しいメリットがある。
 

それは弓道部の男女比のバランスがすばらしくいいことだ。

大体半々くらい~女子の方が若干多いパターンが多いと思う。
 

大抵の運動部は男子の比率が高く、一部のイケメンにしか彼女ができないことが多い。

だが弓道部は男女比がほぼ一緒なのでイケメンじゃなくても彼女ができる可能性が全然ある。
 

それに普段おとなしく、女子から地味な奴と思われているような人でも弓を引いてる姿はかっこよく映りやすい。

だからオタク系だろうが根暗だろうが弓道をやれば割と恋愛するチャンスがあると思う。
 

これは男子だけでなく女子にとってもそうだ。

普段あまり男子から注目されず彼氏ができない地味系女子にもチャンスがある。
 

弓道着の袴は女子のかわいらしさを3割増しにするから女子が普段よりモテるのは確実。

問題は男子の肉食性が低いことだが、待ってないで女子の方からアプローチしちゃえばいい。
 

学校にもよるけど弓道部は比較的おとなしい人が集まりやすく、部内の雰囲気がいいところが多い。

弓道の練習は基本的には一人で黙々とやるものだが、自分には見えない部分を他の人に見てもらってアドバイスしあったりと、コミュニケーションは図りやすい。
 

一緒に的に刺さった矢抜きにいったり、掃除したり、的張ったり、試合で応援したり、新しい的作ったりと部員同士の共同作業も多い。

部によっては夏休みなどに合宿をしたりもする。
 

だから弓道部は部員同士が仲良くなるチャンスがいっぱいある。

友達も作りやすいし彼氏彼女も作りやすいだろう。

 

正直に言うと私は大学のとき弓道部に入らずに卓球部に入ったことをかなり後悔している。

彼女ができなかったという意味で。

まとめ

弓道はつまらないと思う人にとっては究極につまらないし、面白いと思う人にとっては究極に面白い。
 

つまり人によって感じる楽しさが全然違うスポーツだと思う。
 

ただ下積み期間が長いので弓道の楽しさを知る前に挫折する人も多い。

これはもったいないと思わなくもないが、逆に飽きっぽい人はこの時点でやめちゃった方がいいとも思う。
 

というのも弓道は的前に立ってからが面白くもあるんだけど逆につらくもあるからだ。

参考:弓道で全然中らないスランプの原因とスランプからの脱出方法
 

スランプに陥っていくら引いても引いても的に中らない状態になると弓道がつまらなくなる。

これに耐えられなければ弓道の真の楽しさは味わえないし、多少味わえたとしても長続きしない。
 

というわけで弓道はある程度本気でやりたい人にはおすすめできるが、軽い気持ちでやるにはあまりおすすめしない。

が、部活としてやるには部の雰囲気がいいところが多いので興味あるならとりあえず見学に行ってみることをおすすめする。

弓道PC記事下

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