弓道の審査を受けるには審査料が必要だ。
しかし審査料は段位によって違う。
さらに合格したら登録料を別に払う必要がある。
そんな弓道の審査費用の仕組みについて詳しく説明しようと思う。
弓道の審査にかかる費用の仕組み
まず弓道の審査にかかる費用は審査料と登録料の2種類ある。
この2つがなぜ必要なのか、まずは仕組みを知ろう。
審査料と登録料って何?
登録料:審査に合格したときに段位級位の認定を受けるために必要な費用
資格試験とかであれば受験料を最初に払えばそれで済む。
しかし弓道の審査はそうはいかず、受かったら弓道連盟から段位級位の認定を受けるために登録料を払わなければならない。
登録料を払って認定を受けると段位級位の認定証書がもらえる。
審査に合格したのに登録料を支払わなかった場合、段位級位は認めてもらえない。
つまり、「受かった」という単なる自己満足が得たいだけであれば登録料を払わなくても問題ない。
もちろん、普通は認定証をもらって初めて弓道初段とか、弓道弐段とか言えるものなので、これを払わない人はまずいないと思うが。
ちなみに初段や弐段などの段位を持ってることで何か得することはそんなに多くなく、自己満足に近いものだと思う。
ただ初段以上ないと出れない大会などがたまにある。
また地域によっては初段以上の者は自由に個人利用できる公営道場がある。
そういうのと無縁な環境であればあえて無理して取らなくても周りの人たちに君なら受かって当然と言われてから受けるくらいでいいと思う。
落ちたら審査代もったいないし。
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弓道の段位別審査料と登録料一覧表
実際に審査料と登録料がいくらなのかは以下の表を見てほしい。
段位 | 審査料 | 登録料 |
---|---|---|
級位 | 1030円 | 1030円 |
初段 | 2050円 | 3100円 |
弐段 | 3100円 | 4100円 |
參段 | 4100円 | 5100円 |
四段 | 5100円 | 6200円 |
五段 | 6200円 | 10300円 |
六段 | 7200円 | 30900円 |
七段 | 8200円 | 51000円 |
八段 | 103000円 | 72000円 |
高校生以下の場合
審査種別 | 判別内容 | 学科 | 審査料 |
---|---|---|---|
級位無指定 | 実力に応じて5~1級を認定(飛び級可) | 無し | 1030円 |
無指定 | 実力に応じて5~1級を認定(飛び級可) | 有り | 2050円 |
級位指定 | 級受有者が1段階上位の級位を指定 | 無し | 1030円 |
初段指定 | 1級受有者が初段を指定 | 有り | 2050円 |
こちらは初回のみ受講料1000円が別途必要。
登録料
級位:1030円
初段:3100円
登録料は審査によって段位が上がるなら絶対必要だが、上がらなかった場合は必要ない。
弓道の審査の申し込み期限は?
弓道の審査には申し込み期限がある。
審査の種類 | 申込み締切日 |
---|---|
中央審査 | 審査実施日の90日前必着 |
他府県地方審査 | 申込締め切り日の20日前必着 |
地方審査 | 実施日の20日前必着 |
まとめ
弓道の審査というのは基本的に弓道やってる人が必ず受けなきゃいけないものではない。
熱心に審査を受ける人もいれば審査なんてどうでもいいと言って受けない人もいる。
仮に審査がスムーズに受かる者であればいいが、実際結構落とされるものだ。
落とされるとまた受けなきゃいけないので審査料が倍かかってしまう。
お金もかかるし体配とか学科とか覚えるのもめんどくさい。
そういう苦労をしてまで段位が欲しい人だけが受ければいいものだと思う。
個人的に思うのは何度も審査に落ちるのは時間とお金の無駄だということだ。
おまけに落ちるとショックを受けるから精神的にも悩んでしまったりする。
弓道において審査はあくまで審査。
本当に重要なのは自分が正射に近づいてるかどうかだと思う。
だから審査をそこまで重要視せずに、初段なら100%受かりそうだからとりあえず受けとくか、ぐらいの気持ちで受ければいいんじゃないかなーと思う。