弓道部に興味がある。
でも今まで文科系で生きてきたので体力に自信がない。
- 「弓道って体力なくてもできる?きつくない?」
- 「練習内容はどんな感じ?」
- 「費用はどれくらいかかるの?」
今回は弓道部の練習内容その他について解説する。
弓道部の練習内容はどんな感じ?
弓道部の練習内容は単純だ。
ただひたすら弓を引くだけ。
一応自由形式で各自好きなように弓を引く練習と実戦形式で試合と同じような形式で弓を引く練習がある。
が、一部の強豪校を除いて、たいていの学校は練習時間のほとんどが自由練習だと思う。
自由練習の時間はほとんど一人で黙々と引くが、指導者がいれば射を見てくれてアドバイスをくれる。
指導者がいない場合は先輩や同輩がその役割を果たす。
しかし弓道部の練習の90%以上は一人で黙々とやるものなので良く言えば気軽に練習できる。悪く言えば孤独との戦いになる。
弓道を精神修養の意味でやる人がいるのもこれが理由だ。
まぁそうはいっても部活でやる弓道に関して言えば、練習は孤独でも休憩中や順番待ちの間などは仲間同士で和気あいあいとした雰囲気になりやすく、楽しいと思う。(私語厳禁の厳しい部は除く)
ただし、初心者はいきなり的前で弓を引けない。
最初の3ヶ月くらいは的前に立たずに基礎練習をする。
弓道初心者がやる基礎練習の内容
- 看取り稽古・・・先輩たちが弓を引いてる姿を観察する
- 徒手練習・・・弓道の基本動作「射法八節」を弓を持たずにやる練習
- 素引き・・・矢をつがえずに弓を引く練習
- ゴム弓・・・ゴムを使った弓を使い、主に離れ(矢を発射すること)を練習をする
- 巻き藁・・・実際に矢をつがえ、巻き藁に向かって弓を引く練習
初心者は弓道部に入部して最初の3ヶ月間はひたすらこの5つの基礎練習をすることになる。
この中で体力的にきつい練習はないのでそこは安心していい。
ただこの練習が地味すぎてつまらないからとやめてしまう人もいる。
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弓道は体力なくてもできるか?
次に弓道に体力は必要かという話だが、実はほとんど必要ない。
弓は骨で引くものだし、弓を引いてる間体はほとんど動かない。
だから筋力や体力がなくても弓は引ける。
弓道場に行くとかなりの高齢者がたくさんいるのがいい証拠だ。
そして弓道部には基本的に体力のない人が集まりやすい傾向にある。
「運動したいけど運動神経悪いし・・・よし、弓道部にしよう!」
みたいな人が典型例だ。
だから体力のない人も安心して入部するといい。
ただ学校によっては体力をつけさせるために最初に筋トレや走り込みをやらせるところもある。
確かに下半身の筋力があった方が安定するだろうし、上半身の筋力もあった方が弓は引きやすいかもしれない。
でも弓道の弓を引く筋力は基本的には弓を引くことでしか鍛えにくい部分だし、弓道の達人は弓を筋肉ではなく骨で引く。
弓を引いてるときに力こぶができるようではダメとも言われている。
個人的には弓道やってて体力や筋力が重要だと感じたことは一度もないので筋トレはそんなに重要じゃないと思ってる。
弓道部に入るとどれくらいの費用がかかる?
弓道部に入ると弓と矢は最初借りれる。
絶対に借りれないものとして
- 道着・袴・足袋・・・15000円
- かけ・・・15000円
がある。
この2つは最初から必要となるので初期費用は3万円くらい。
そして的前に立って弓を引くようになると
- 矢(6本セット)・・・1万円
- 矢筒・・・3000~5000円
- 弦巻・・・500~1000円
が必要となる。
つまり初期セットに加えてプラス15000円程度だ。
弓道部の新入部員が的前に立てるのは大体3か月後だからそれくらいを目安にお金を用意しておこう。
矢はずっと使ってると羽が傷んだり、他の矢がぶつかってシャフトがへこんだりするので消耗品だが、6本買えば普通は3年間使えると思う。
弦巻は弓をたくさん引いてると弦が傷んで切れるため消耗品だ。
こちらは2,3ヶ月に1回程度交換が必要となる。
弓は部活動の間ずっと借りれる学校が多いと思う。
もしマイ弓が欲しくなったら買えばいいが、学校のものでも必要十分だと思う。
仮にマイ弓を買う場合、学生はグラスファイバー、またはカーボン製の弓が一般的だが、大体25000~60000円くらいで買える。
弓道にかかる費用についてはこちらの記事も参照してほしい。
まとめ
いかがだっただろうか? 弓道部に入りたい気持ちになっただろうか?
とりあえず体力いらないし、練習は自由度が高くて気楽だし、かかる費用もそこまで高いわけじゃない。
比較的敷居は低い部活だと思う。
あとは部によって楽しさ重視でやってて和気相合としてるか、大会で勝つこと重視で体育会系の方針で厳しくしてるかといった雰囲気の違いはあるので、そこは見学に行って確かめるといい。
ただ弓道は人によって向き不向きがあると思う。
こちらの記事もおすすめだ。
弓道の向き不向き 向いてるのはどんな人?向いてないのはどんな人?