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弓道で練習では中るのに試合で中らない原因と試合に強くなる方法

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練習では中るのに試合で中らない。

試合になると的中率が下がる。
 

メンタルが大事な弓道において、これはある程度仕方のないことかもしれない。

でもメンタル強い人は試合で練習と変わらない、または練習以上の的中率を出せる。
 

この記事では弓道において、試合に強くなるにはどうすればいいか解説する。

弓道で練習では中るのに試合で中らない原因


 

試合のような緊張感の出る練習をしていない

あらゆるスポーツ共通で試合に弱い人、試合に弱いチームの特徴は試合のような緊張感のある練習をしていないこと
 

試合という、普段やってない状況で弓を引けば普段通りに弓が引けず的中率が下がるのは当たり前。

練習してないことが試合でできないのは仕方ない。
 

試合のような緊張感を出すための練習は強豪校なら必ずやってることだし、無名でもそこそこ強い学校は大体やってると思う。
 

じゃあ弓道で試合のような緊張感の出る練習とはなにかというと、実戦形式の練習だ。
 

試合と同じように4つ矢を持ち、4本ずつ立ちで並んで試合と同じ間合いで順番に引く。

1日4本これをやるだけでもいい練習になるし、時間があるなら8~20本やってもいいだろう。
 

ちなみに実戦練習をすると部の雰囲気が引き締まるから、自由練習の時間にも程よい緊張感が生まれるという副次効果もある。

自由練習の中に実戦練習の時間をバランスよく組み込むことで弓道部全体を強くすることもできるだろう。

参考)弓道で自由練習と実戦練習の最適なバランスとは?

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試合に強い人が言う「緊張を楽しむ」とはどういうこと?

スポーツ選手の言葉に「緊張を楽しむ」という言葉がある。

これはどういうことなのか?
 

緊張するとダメになるタイプの人からしたらちょっと信じられないかもしれない。
 

私自身も中学時代、卓球部だったときは、緊張すると完全にダメになるタイプだった。

でも高校で弓道部に入って、「緊感を楽しむこと」を覚えてからは試合で練習以上の成果を上げることができた。
 

そんな私が緊張を楽しむ方法を紹介する。
 

そもそも人はどんなときに緊張するか知っているだろうか?
 

逃げるときだ。
 

緊張のメカニズム

人間はもともと動物の世界で生きてきた。

猛獣に襲われそうになったとき、人は体を緊張させることで神経を研ぎ澄まし、筋肉に力を入れ、逃げるのに最適な状態を作り出していた。

つまり緊張すると

[ul]集中力が上がる
筋肉が硬くなる[/ul]

 

集中力はスポーツするのに確実にプラスだ。
筋肉が硬くなるのも野生動物から早く逃げれるようにするためなので普段よりもパワーが増す。

この状態なら練習より試合の方がいいパフォーマンスが出せることも考えられるんじゃないだろうか?
 

実際私は、この緊張のメカニズムを初めて知ったとき
 

「なんだ。緊張って味方だったんだ。」
 

と衝撃を受けた。
 

そしてこの緊張の原理を知り、緊張を敵ではなく味方だと思うようになってから試合で練習よりパフォーマンスが落ちることはなくなった。

それまでずっと緊張のせいで卓球の試合で初心者に負けるくらいだった私が、だ。
 

緊張しちゃダメなんだ。
緊張しないようにしなゃ。

という意識から

緊張してもいいんだ。
むしろ緊張した方がいいんだ。

というように緊張に対する意識が変わっただけ。

それだけで試合に弱い自分から試合に強い自分に変わることができた。

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緊張すると弱くなるはただの思い込みだった・・・

  • 緊張すると弱くなる
  • 緊張するとパフォーマンスが落ちる
  • 試合では緊張してパフォーマンスが落ちるのは仕方ない

こういう常識がある。
 

でも緊張のメカニズムを知ってる人からしたらそんなのは嘘だ。

みんな常識に縛られてるだけ。
 

本来動物は緊張した方が強い。

だから緊張すると弱くなるなんて幻想は捨てて考え方を変えてしまえば試合に弱いなんてことはなくなるだろう。
 

これは弓道に限らずあらゆるスポーツ、ゲーム共通のこと。

緊張は敵じゃなくて本当は味方だったのだ。

弓道で試合に強くなる方法

以上、緊張を楽しむ方法を身に付ければ弓道でも試合に強くなれる。

しかし、ここからさらに踏み込んで、弓道において試合で強くなるための考え方を解説したい。
 

弓道の試合は基本的に4~20本引いてその本数を競う。

試合当日は練習は基本的にしないか、巻き藁をちょっとやるのみ。
 

つまり、会場に着いていきなり射場に立ち、最高のパフォーマンスを発揮しなければならない。
 

そのためにどうすべきか?
 

まず会場の雰囲気に飲まれたらその時点で負けだ。

その場にどんなに強い人たちがいても気持ちで負けてはいけない。
 

どんな状況でも平常心でいられることが試合に強い人の特徴だ。
 

そしてどんな状況でも平常心でいられる人というのは自分に自信がある人だと思う。
 

それまでに乗り越えてきた場数、経験から自分の強さ弱さを知ってるから何事にも動じずに冷静でいられる。

普段から自分の強いところ、弱いところを知って、いろんな状況に対してどう動くか考え、行動していればこういう自信は自然と付く。
 

弓道における技術面での試行錯誤もそういう行動のひとつ。

そうやって育んだ自信により、どんな状況でも平常心で引けるようになる。
 

特に重要なのが試合の1本目
 

会場がどこだろうと誰が相手だろうと完全に自分の世界に入り、普段通りの自分の射をする。

これができるようになれば試合に強くなれるだろう。
 

そのための練習方法は簡単だ。

常に試合の1本目だと思って引けばいい。
 

よく

「試合は練習のつもりでやれ」
「練習は試合のつもりでやれ」

という言葉がある。
 

試合に強い人は特に後者の考え方をすべきだ。
 

で、試合のつもりで練習するならさらに「試合の1本目を引くとき」というのを意識するのが一番いい。

なぜなら試合での1本目が一番緊張して身体能力が上がってるから。
 

これをやれば練習でも集中力が格段に上がって上達は早くなるだろうし、もちろん試合に強くなる。

いいことしかないのでぜひ試してみてほしい。

まとめ

  • 弓道で試合に弱い人、弱い学校は試合に近い緊張感を伴った練習をしていない
  • 緊張を楽しむとは、緊張した方が集中力が上がり、筋肉もパワーアップし、パフォーマンスがよくなることを知ること
  • 緊張は味方にすれば頼もしい
  • 練習では常に試合の1本目を意識して引けば練習の質が上がるし試合に強くなる

弓道の試合では自信を持ち、場に飲まれずにいつも通りの自分の射がどこでもできるようになてば、試合に強くなる。

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